今月の気まぐれページ
大阪メッセンジャー"ホリッシュ"って?
大阪市内はメッセンジャー(自転車配達)が毎日走る町です。
最盛期よりメッセンジャー会社は少なくなっていますが、今でも現役で走り続けるメッセンジャーたちがいます。
この頃はウーバーイーツなどの自転車便が広くメジャーですが、それ以前から自転車を愛し、毎日のパートナー、道具として自転車を酷使する彼らのバイクは、どれもオリジナリティにあふれ、唯一無二の魅力を放ちます。
そんなメッセンジャーの中から今日は"ホリッシュ"君をご紹介。
鉄のフレームを大切に乗り継ぎ、毎日の業務からデイリーにまで使いやすく考えてのカスタムは是非参考にしていただきたい。
まずは彼のバイクをご覧ください。
選んだのは"FUJI(フジ)"の"フェザー"
彼が選んだベース車体は、説明不要の「フジフェザー」。
毎日酷使することを前提とするため、シリアスなレーシングフレームではなく、頑丈なクロモリフレームのフェザーを選択。
前後のホイールベースがタイトすぎるフレームでは、市内の路地を連続で曲がるのには不向き。
シートチューブが立っているフレームは加速性には優れるが、長時間の走行ではリラックスして乗り続けるのは難しい。
そんな背景から彼はフェザーを愛用。玄人ならではの判断ですね。
よく見るとフォークのカラーリングが違うことにお気づきでしょうか。安定して走り続けることができるよう、オーバーサイズのロードドロップハンドルを装着するため、本来はスレッドステムのフジフェザーに、アヘッドステムを装着できるよう、ヘッドセットとフォークを交換しています。
カスタム性の広がりも確保した、彼らしい一台。
トータルのカラーバランスやパーツのチョイスも、ぜひ参考にしてみては。
miki