フジの「フェザー」 | Fuji FEATHER

フジの「フェザー」

Fuji FEATHER

ピストバイクに興味関心があれば、必ず初めの方で知ることになる車体。
固定ギアの入門用として絶大な知名度をほこる。



定番中の定番。いわゆるド定番。

えてして「クセがなく、万人受けするモノ」こそ「ド定番」になるもんです。

そして、この手のド定番車体っていうのは、なぜかバカにされたりもします。



しかして。なかなかどうして。
フジのフェザーはいい車体です。


最近は入門用低価格帯の街乗りピストも選択肢が多いけど、いまだに根強く入門車やセカンドバイクとして人気であり続けるフジフェザー。

今回は、そんなフジフェザーのメリットデメリットを考えてみようかと。




フジフェザーのいいところ!メリット編

その1 | コスト

ピストに限らず初めてのスポーツバイクを購入するとき、やっぱり"値段"は気になるところ。

それなりのものを求め始めると、フレーム単体でも10万円ちょっとは当たり前です。


その点フェザーは新品の完成車で7万円以下。

圧倒的に手に入れやすい値段。


フレーム材もハイテンとかではなくクロモリ。まあ鉄です。

よって頑丈。曲がることはあってもパキッと折れることはそうそうないので、毎日の足に使えますね。


その2 | のりやすい

シングルギアのスポーツバイクに乗るとき、初めは若干乗り辛いって思うかもしれません。

前傾がキツイとか、バランスがとり辛いとかってイメージがあるかもですね。


その点、フェザーのジオメトリは、どちらかというと「ゆったり目」。

ピストバイクにしてはシートチューブ(シートポストが挿さる縦パイプの部分)が寝かせ気味なので、後ろ荷重の安定した乗り味なのが特徴。

これはトリック練習も割にしやすいです。


その3 | いい意味で普通

その2と被るかもです。

とにかくクセがないから飽きない、日常に溶け込んでくれるって感じ。


ルックス的にも「ザ・シングルギア」といった様子。

クラシカルかつシンプルな、これぞシングルスピードといった雰囲気。

ロゴも控えめなのがグッドです。あまりにも主張しすぎるロゴだとシンプルさが薄れてしまう、、とお考えの方にはうってつけかも?


乗り味も特に特化した部分は無いけれど、普段乗りには問題なし。

ギア比も初期装備が【46T×16T】で【ギア比:2.87】。

重くもなく軽すぎもしない丁度いいギア比。

ギア比についての過去ログ


始めて買って乗り出したいって時には、これくらいのギア比が抵抗ないですね。


その4 | 頑丈

そりゃよっぽど酷使すれば壊れるけど、一般ユーザーが乗る分にはなかなか壊れてくれません。頑丈。ただ重いけど。

それでもママチャリよりはるかに軽いので、日常の足としての取り回しは最高。


現に街乗りのプロである「メッセンジャー」の中にも、何年も酷使したフェザー

に乗っている人もいます。

かなり使い込まれて渋い味を出したフェザーを見かけることも。

値段こそ普及帯価格ですが、長く乗り続けられる車体です。


ハイブランドの服やバッグが高いのは、頑丈だからではありませんよね。

生地やシルエットの繊細さ、希少さ、美しさ、ブランドアイコンがあるから高いのです。5万円のオーガンジーやガーゼ生地のカットソーより、1000円のユニクロ無地Tシャツの方が頑丈でしょう。

その5 | カスタムしやすい

現行主流のパーツなら割となんでも使えます。これ結構重要。

ちょっと変化を出したくてカスタムする際、変な独自規格や旧規格の箇所があったりすると、めちゃくちゃ厄介。


その点フェザーは、シートポストも【27.2】のサイズで使えるし、ボトムブラケットも【シェル幅68mm/軸長103mm】のJIS規格。一般的なものでOK。


フォークエンドにリアエンドも現行規格。人気のホイールならほぼなんでも使える事でしょう。


もちろんブレーキ穴も前後あり。これまた一般的なキャリパーブレーキが使えます。


ハンドルは【クランプ径:25.4mm】を選択すれば、純正ステムに装着可能。

オーバーサイズのハンドルが使いたくなったら、以前紹介したこのステムなどに変える必要はありますが。


あと地味にいい点としては、スタンド、つけれます。

アルミやカーボンのフレームだとクラックが入ったりすることがあり、基本スタンド取り付けはNGです。

お買い物号として、「スタンド+カゴ+フリーギア」でお気軽仕様に組むのもいいですね。


フジフェザーはカスタムベースとしても最高です。



フジフェザーの"うーん"なところ!デメリット編

その1 | コグがややこしい

さて、そんな素敵な「フェザー」ですが、「なんでそんなことやっちゃうの?!」って点もあります笑

それは、リアホイールに付いてる小さい歯車。コグ。

▽こいつです。▽


フェザーは、基本的に完成車の状態なら「フリーギア」がついてますが、もちろん「固定ギア」で乗ることもできます。


その際、固定ギア化にするべく「コグ」を装着する必要がありますが、フェザー純正のリアホイールハブは「普通のコグ」が使えません。

「フェザー用のコグ」を用意しなければいけません。


2013年モデル以降のフェザーのリアハブは、全て専用のコグしか使えないのです。

それ以前のは普通のコグ使えます。

とほほ。


▽フェザー専用コグについて▽

Ys Roadさんのわかりやすい記事はこちら
△大手スポーツバイク取扱店の"Ys Road"さんが紹介されてます。


これがフェザーの「うーーーん」なところ。

もはや、唯一にして最大のデメリットかも?です。


その2 | スレッドステム

まぁこれは短所ではないかもだけど。

フェザーのハンドル回りを構成するステムのデフォルトは、スレッドステム。

なのでオーバーサイズのアヘッドステム及びハンドルは、基本使えません。

(「アヘッドステムコンバーター」を使えばポン付けもできますが、個人的にはあまりお勧めしません)


とはいえ、スレッドステムのクラシカルな雰囲気がフジフェザーっぽさでもあるんですけどね。


デメリットというほどではありませんが、しいて言うならってところです。


その3 | とにかくかぶる

一般普及車の宿命です。これはもう仕方ありません。

人気があるもの、ベストセラーなもの。どうしてもかぶります。


別に気にならない人もいれば、なんか被りたくない!って人もいると思います。

後者の人は、ある程度乗りなれてきたらカスタムしてやりましょう。

自分色に変えてやればOK。愛着わきますよ。


そしてこの手の普及車のもう一つの宿命。謎のディスりを受けるときがあります。

ある程度ピストの知識がついて詳しくなってくると、何故かフェザーを悪く言う人がたまに居ます。


けど気にしなくて大丈夫。

一部のスポーツバイクユーザーが、クロスバイクや入門用ロードバイクを何故か見下すのと同じです。


別に「ブランド」とか、「値段」「パーツのスペック」、それらがピストバイクの全てではありません。

安かろうが高かろうが、自身が愛着持って乗り続けられるかが大事。

ピストはあくまで道具です。道具は使わなきゃ、意味無いですよね。

どんだけいいフレームにいいパーツ付けてても、乗らなきゃ意味無いし。


で、乗り続けてるうちに「走り」を楽しみたいとか「トリック」をやってみたいとか、いろいろな欲や方向性が出始めてきたら、パーツを変えるなり、2代目ピストを検討してもいいと思います。

僕自身、ピストに乗り始めたころはフェザーでいろいろ試してみたものです。

今みるとポジションめちゃくちゃ笑




結果。いじりがいのある車体

走りもトリックも、両方の楽しさを教えてくれる入門ピスト。それがフジのフェザーかも知れません。


ちなみに。最新モデルは4カラー展開で、なかなか渋いリリースのようです!




フジのフェザー、いいバイクだと思います。


miki


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