ピストバイク怪談。残暑の夜に


コレは実際の体験です


今さっき、とても不思議なことがあったんだ。


交差点で信号待ち、青になったからスタート。当たり前の事だよね。


けど何故かペダルが重い。正確には、チェーンが異様に回転しない感覚。


ひとまず交差点を渡りきって停車。
足回りを見てみたら。


ざっと10メートル。謎のヒモのようなものをひきづっていた。


僕は目が悪い。一瞬ソレがナニかわからなかった。


通り過ぎる車のヘッドライトに反射するソレは。


人毛・・・? 


残暑の刻の不可思議


何故か金髪ロングのヅラが絡まっている、、? 

ソレはコグからB.B、ブダルシャフトに絡まり、気味の悪いブチブチという音を放つ。


思わず手で払う。


けど、人毛は「割と伸びる。」 生物由来の油脂を纏っている。


・・・気持ち悪い。



いやしかし!


もし誰かを巻き込んで怪我でもさせていたら大事だ。


我に返り、慌てて辺りを見回す。


世間は花金。週末の夜。ここは大都会。



普段は人通りが多いはずの交差点。



・・・僕は、1人だった。



結末

どちらにしろ、僕は急いでいた。


子供達を保育園に迎えに行くのだ。
夕飯の支度もしなければ。


一旦、家路に急ぐ。
とりあえずは、玄関。乱雑にピストを立て掛ける。


慌ただしい日常。
保育園に向かい、スーパーにより、夕飯の支度をし、風呂を沸かす。



ふと、玄関に立てかけたピストが目に入る。



一気に思い出す。先刻の不可思議。



・・・


“気のせいだったんじゃないか?”


そう言い聴かせた。


そうしたかったのかもしれない。


ただ、現実は。






ペダルシャフトに絡まって、はっきり残る。


人毛。


残暑の奇譚。





T-Back BROZ

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