毎日の通勤で使い倒すならブルックスのサドル。簡単メンテナンスとレザー張り調整のコツを紹介

ブルックスのサドルをお勧めする理由

数ある自転車サドルの中でも"歴史と品格"を兼ね備えているのが「ブルックス」のサドルです。


まず見た目ですが、定番モデルの「B-17」を始め、クラシックなシルエットに仕上がっています。

レザーと金属で構成されたデザインは、最新のレーシングサドルや軽量なカーボンサドル、シティサイクルのコンフォートサドルとは全く違う印象を与えてくれます。


そして、ブルックスのサドルは「同じモデルの同じカラー」でも、同じものは一つとしてありません

これはレザー(本革)ならではの特性です。


一点一点、色味の出方や革本来の風合いが異なります。

さらに、乗れば乗るほどその風合いは変化します。


乗り手の人間も、誰一人として同じ自転車の乗り方はしませんよね。

サドルへの力の掛かり方や乗り方のクセ、保管の仕方に手入れの頻度、一日に乗る距離や路面状況・・・

様々な要因がミックスされることで、乗り続けることで本当にオンリーワンなサドルへと成長する。

これがブルックスのサドルをお勧めする理由です。

さらに、このサドルはしっかりメンテナンスを行う事で、長く変化を楽しみながら付き合うことが出来るのです。



メンテナンスは簡単

以前の記事やブルックス関連の記事にも掲載しましたが、基本的なメンテナンスは"超"簡単です。

特別なことはありません。用意するものは以下。

  • プルーファイド(専用のサドルオイル)
  • 布切れ

これだけです。


ざっくり説明するなら

  1. サドル表面にまんべんなく"薄めに"オイルを塗りこむ(塗りすぎ注意!)
  2. オイルが浸透したら布で乾拭きする(ゴシゴシこすらないように!)

以上のながれ。

この基本メンテナンスを、最初の1年~半年の間は3か月に1回くらいのペースで行います。


基本メンテナンスの目的は皮の"なじみ"をよくすることと、皮の"栄養補給"です。

ほったらかしておくと皮は乾燥し、ひび割れ等のダメージが見た目にも出てきてしまいます。

それを防ぐための基本メンテナンスです。

"皮靴"や"革小物"の手入れと要領はおなじです。


ブルックスサドルの専用ケアオイル「PROOFIDE」。


先の画像のオイルを、全体にまんべんなく塗っていきます。

このとき、薄く均一に塗ることを意識します。

座面、先端、コバの部分。

全体に均一に伸ばしながら塗っていきます。このオイルは少量でもしっかり伸びるので、一度に大量に手に取らずに「少し足りない?」と感じるくらいの量で大丈夫です。

>>以前の記事もご参考ください

全体にまんべんなくオイルが塗られた状態。
てっかてか。


少しオイルを取りすぎてしまったら、、

ハンドルにでも塗っておきましょうか笑



半日ほどこのまま置いておき、オイルが十分に浸透したら、布切れで全体を乾拭きして完了です。



サドルの張り調整

さて、ここから紹介するメンテナンスはそうそう頻繁に行いません。

頻度としては半年~1年に一度、するかどうかのレベルです。

しかし結構重要な作業。それは「サドルの張り(テンション)調整」です。

これをしないとサドルが変形してしまい、乗り心地を損ねることになりかねません。


まずは下の画像をご覧ください。

これが新品の状態です。サドルの上辺がほぼ真っすぐなラインをえがいてますね。

新品のブルックスサドル



そして次が半年ほど使用した状態です。

サドルの上辺の中心あたりが少し沈んでいるのがわかりますでしょうか。

半年つかったブルックスサドル



これを放置し続けるとどんどん座面が沈み、完全に変形してしまいます。

そうならないように、サドルのレザーを引っ張ってテンションをかけてあげる必要があります。

これもまた"超"簡単な方法で行うことができます。


まず、サドルを裏側からのぞきます。

すると、サドルの先端部分にボルトとナットがあるのが確認できます。


このナットを専用のツール(もしくはサイズの合う六角レンチ)で締め込むことで、レザーの張りを調整します。

ブルックスのサドル張り用スパナツール



張り調整の流れを画像と合わせてご紹介します

まずはナットにツールをかけます。

正面から見た状態ですが、ツール(もしくは六角レンチ)をかけるときは、このような位置でかけるとやりやすいです。


ナットを締め込みます。

締めこむとき、ツールは時計回りの方向に力を入れます。

このとき一気に回してテンションをかけすぎないよう気を付けます。

コツは、「90度ずつ回し、レザーの張り感を見ながら」締めることです。

90度ほど締めこむ。一気に締めすぎないよう注意です!



今回は、90度づつの締め込みを3回行い、ナットを270度(4分の3回転)締めこんでみました。

見た目は・・すこし張りが出ましたがあまり変わりませんね笑

レザー張り前
レザー張り後


しかしサドルを上からぐっと押してみると、明らかにレザーが張られているのがわかりました。

乗り心地も多少硬くなり、ペダリングも力が伝わりやすくなった印象です。


ブルックスのサドルを長く愛用するために

レザーの製品はなんだってそうですが、手入れを定期的に行ったり、状態を見ながらメンテナンスをすることで長く愛用することができます。


風合いの変化("アジ"ともいいますよね)を楽しむことができるのは、レザー製品ならではの特権です。

多少の傷や色味のムラ、褪色なども、しっかりとケアが施されていれば、飴色の綺麗なつやをまとって特別な一点に化けてくれます。


そんなパーツを自転車に使う。


これってある意味、すごく贅沢な体験に感じるのは僕だけでしょうか?

アッションアイテムだけではなく、ぜひ自転車にも"レザー"を取り入れてみてはどうでしょう。

正直なところ高級ブランドの皮財布や革小物より手に入れやすいお値段ですし。笑


miki


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